CIE映画選集3
(計113分)
CIE映画(別名・ナトコ映画)は、GHQの民間情報教育部(CIE)が日本人教育を目的に製作した教育映画。桐生市図書館旧蔵の35mmプリントが88本(85作品)寄贈されたことを受け、前回の「発掘された映画たち2008」では11本を復元して紹介したが、今回は日本国内で製作されたと思われる作品を中心に、新たに16本を映写可能なフィルムに複製し、ノイズリダクションを行い復元した(以下の作品解説は『USIS映画目録1953』[米国大使館映画部]より)。
スクェア・ダンスを踊ろう(1950)東京映研
Let’s Square Dance (14分・35mm・白黒)
スクェアダンス入門。一組の上手な踊り手が、基本動作を実演しています。[上映プリントはクレジットに「改訂版」の記載あり。]
’50(東京映研)(監)(脚)丹生正、水木荘也(撮)日向清光、竹内光雄
國を支える三つの柱(1950)東亜発声
The Three Pillars of Government (14分・35mm・白黒)
立法・行政・司法三権分立の面から、日本の政治の民主性が解説されています。
’50(東亜発声映画[日本版製作])(脚)淺野辰雄(撮)藤井静、淺井達三(解説)和田多吉
障沚閧ナの話(1951)RKO
Takasaki Story (20分・35mm・白黒)
日本の地方新聞創刊とその経営物語。町の世論が、ついに新聞発行を促すにいたったいきさつが描かれています。
’51(RKO パテ会社)
第二集 友情の篝火(1951)シュウタグチプロ
Torch of Friendship (10分・35mm・白黒)
日本の野尻湖畔で挙行されたYMCA国際年長少年キャンプの記録映画。これは友情と国際親善の二週間でした。
’51(シュウ・タグチプロダクション)
ユネスコと私たち(1952)理研
UNESCO and Japan (20分・35mm・白黒)
日本とユネスコの関係を示す映画。日本のユネスコ協力会、学生ユネスコ会、ユネスコこども博覧会、ユネスコ村などの活動も見られます。
’52(理研映画[日本版製作])