zames_makiのブログ

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高岩監督ありがとう!映画祭

高岩仁監督の一周忌を迎えて・・・高岩監督ありがとう!映画祭 開催!2008年1月29日に高岩仁監督が他界されました。第1回目から高岩監督の『教えられなかった戦争』シリーズを上映してきた東京平和映画祭のスタッフは、彼の作品で知らなかった戦争の事実を学び、大きな影響を受けました。そこでわたしたちは高岩監督の仕事を未来に受け継ぐために、彼の一周忌にこの映画祭を企画しました。

日時:2009年1月29日
時間:2:30 pm 開場 3:00 pm 開演
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟小ホール(定員312名)
参加費:一般会員 2000円(一般:3,000円)※当日でも会員になれます。
http://www.peacefilm.net/
<上映作品とスケジュール>
3:00 pm「戦争案内」(70分) 
4:30 pm「教えられなかった戦争 フィリピン編」(112分)
6:45 pm 高岩監督作品の制作裏話(西浦昭英さん)(30分)
7:15 pm「教えられなかった戦争 第二の侵略」-開発・投資・派兵- フィリピン(87分)
8:50 pm 終了予定

「戦争案内」(2006年)

 2006年/70分/製作配給:映像文化協会
ブックレット「戦争案内」の映像版。高岩監督が20年間アジア諸国を取材し追求した侵略戦争の原因を70分の映像にまとめた。

「教えられなかった戦争 フィリピン編」(1995年)

 1995年/112分/製作配給:映像文化協会
日本の資本はフィリピンを軍事力で侵略し、100万人以上の人々を殺して巨大な利益をあげた。第2次世界大戦で日本の市民は多くの財産を失ったが、財閥企業と天皇家はその財産を大きく増やしている。

「教えられなかった戦争 第二の侵略」-開発・投資・派兵- フィリピン(2002年)

 2002年/87分/製作配給:映像文化協会
フィリピンのミンダナオ島で100万人の難民が発生している。原因は油田開発や鉱山開発のため、先住民が軍隊により強制排除されているためだ。この開発に投資しているのは日本企業を含む多国籍企業だ。憲法改定と自衛隊の海外派遣を進める理由がここにある。



【高岩仁監督プロフィール】
 71年劇映画「どぶ川学級」、75年から「公害原論」「水俣一揆」「実録公調委」など、公害反対の記録映画を撮影。89年「日の丸と君が代」、90年から日本によるアジア侵略の実態と戦争の社会構造的原因を追究する「教えられなかった戦争」マレー半島編、フィリピン編、沖縄編をシリーズ製作した。肝細胞癌のため2008年1月29日死去、享年72歳。