zames_makiのブログ

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バシールとワルツを(2008)イスラエル

→「戦場のワルツ」の題名で日本公開 2009年10月〜 銀座シネカノン
原題:Waltz with Bashir イスラエル/2008/87分
監督: アリ・フォルマン(Ari FOLMAN)
解説:『セイント・クララ』(96)のアリ・フォルマンが、80年代のレバノン戦争にまつわる自伝的ドキュメンタリーをアニメーションで展開。従軍体験を真摯に見つめ、幻想的な映像で衝撃の真実に迫っていく。カンヌ映画祭コンペティションで上映。
上映日時:27(木)18:50 [A]/29(土) 21:15 [C]
批評:http://www.cinemaonline.jp/review/bei/5786.html

土井敏邦氏の映画評:http://www.doi-toshikuni.net/j/column/20081207.html

「この映画は、監督自身、また参戦した他の元兵士たちが25年経った今なお抱え込む、レバノン侵攻での戦闘の恐怖と加害体験による個々人の“心の傷”をあからさまに描いて見せた“告白の作品”だ。−なぜ「大絶賛された」のか。私はこの映画が“治癒”の効果があるからだと思う。(略)
 だが、この映画には、すっぽりと抜け落ちている部分がある。その1つは、ここで描かれるパレスチナ人、レバノン人には、「バシール」というファランジストの指導者以外、固有名詞も“顔”もないことだ。(略)欠落の2つ目は、まさに前述した“背景”と“構造”だ。」