zames_makiのブログ

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天皇伝説関連 ニュースクリップ

天皇伝説」上映、東京地裁が杉並区の会場取り消しを否定(10月30日 読売新聞)

(2008年10月30日23時11分 読売新聞)
 天皇制に関する映画の上映を巡り、東京都杉並区が会場の使用許可を取り消したのは不当として、福島県二本松市の映画監督、渡辺文樹さん(55)が取り消し処分の執行停止を申し立てた裁判で、東京地裁杉原則彦裁判長は30日、「映画の上映は表現の自由として保障されている」と述べ、取り消し処分を停止する決定をした。上映予定日は31日で、同区は会場使用を認める。決定などによると、渡辺さんは、自ら監督した映画「天皇伝説」と「ノモンハン」を上映するため、今月18日、同区立勤労福祉会館の使用を申請し、区から使用許可を得た。しかし同区は「右翼の街宣活動などで混乱するおそれがある」などとして、27日に使用許可を取り消した。
 杉並区の山田宏区長の話「住民や施設利用者に多大な迷惑や混乱が想定されたため使用許可を取り消したが、地裁の判断に従うことにした」

映画「天皇伝説」:許可取り消しを停止 上映の自治体施設使用巡り−横浜地裁(10月11日 毎日新聞

毎日新聞 2008年10月11日 東京朝刊)
天皇家を批判する映画「天皇伝説」を自主上映するための施設使用許可を横浜市中区が取り消したのに対し横浜地裁は10日、取り消しの効力停止を決定した。北沢章功裁判長は「取り消さなければ、施設や近隣で混乱を防げないなどの特別な事情はない」と指摘、許可を取り消された映画監督の渡辺文樹氏の申し立てを認めた。
 決定によると中区は渡辺氏に10月14、16日の市開港記念会館の使用許可を9月に出したが「過去にポスターの不法掲示があった」などとして10月1日に取り消した。渡辺氏は許可を求めて提訴、併せて判決確定まで取り消し処分の効力を停止するよう申し立てた。 市側は「上映反対派の街頭宣伝で会館利用者や近隣に迷惑がかかる」と主張したが、北沢裁判長は「公共の福祉に対する重大な影響とまでは言えない」と退け「表現の自由も考慮すると、上映中止により事後的な賠償では償い切れない損害が発生する」と述べた。
 「天皇伝説」は「現天皇昭和天皇の子供でない」などと訴える内容。映画の宣伝ポスターを無許可で張ったとして、渡辺氏は軽犯罪法違反容疑で9月に警視庁に逮捕された。渡辺氏は90年に日本映画監督協会新人賞(奨励賞)を受けている。【池田知広】

映画監督:「天皇伝説」など上映、施設使用求め提訴(10月7日 毎日新聞

毎日新聞 2008年10月7日 20時25分)
 天皇家を題材にした映画「天皇伝説」など2作品を上映するための施設使用許可を東京都渋谷区が取り消したのは、憲法で保障された表現の自由を侵害するとして、映画監督の渡辺文樹氏が7日、区に使用を認めるよう求め、東京地裁に提訴した。訴えによると、渡辺氏は20日と来月1日に区民会館の使用を認められたが、区側は今月6日に「興行的使用を目的としている」などとして使用許可を取り消したという。提訴について、渋谷区は「訴状が届いておらずコメントできない」としている。