演芸映画選集(計69分)
5/2(金) 7:00pm 6/1(日) 4:00pm
ハリキリ逭春部隊(1930年代読売新聞)
(17分・35mm・白黒)
芸人たちが落語、漫才、歌謡、バンド演奏、舞踊、フランスの人形劇、タップダンスなどを披露する楽しい作品。1930年代後半の映画館において、芸人たちがライブ・パフォーマンスをおこなう「アトラクション」興行が流行したが、本作は逆にアトラクションを映画化した「スクリーン・アトラクション」である。
'30年代後半(読売新聞社)(監)長尾史録(出)春風亭柳橋、香島ラッキー、御園セブン、静ときわ、サクラヰ・イス・オルケスタ、滝譲二、ユーナ・プーポ人形劇団、早川三兄弟
亞歐聯絡大飛行完成記念 神風音頭(1937朝日新聞)
(2分・35mm・白黒)
1937年、朝日新聞社の飛行機「神風号」が、東京からロンドンまで94時間で飛行して世界記録を打ち立てた。本作はそのニュースに合わせて発売された歌謡曲「神風音頭」が流れる短篇作品で、「神風号」を背景に、踊り子たちが輪になって舞う映像が付されている。
'37(朝日新聞社)(作詞)飯塚飛雄太郎(作曲)中山晋平(小唄)勝太郎、紱山蓀、市丸
特輯 藝能たから船 藝能映畫第三輯(お笑ひ週間 笑ふ風船)(1946松竹)
(30分・35mm・白黒)
兵士の慰問のために組織された「芸能たから船」の船内を舞台に、松竹のスターや多くの芸能人たちが漫才、歌謡曲、ミュージカルを繰り広げる愉快な喜劇。監督の川島雄三の回想によると、本作は戦争末期に製作されたが、公開されたのは終戦後の1946年で、国策調の場面がいくつかカットされたという。ただし本プリントが戦後版なのか、戦中版なのかは不明(素材提供:手島茂氏)。
'46(松竹大船)(監)(脚)川島雄三(脚)淀橋太郎(撮)亀山松太郎(出)西川サクラ、西川ヒノデ、河村黎吉、坂本武、横尾泥海男、坊屋三郎、橘薫、 並木路子、佐野周二、水戸光子、田端義夫、三井秀男、山路義人、上山草人、三浦光子、原保美、郄峰三枝子