zames_makiのブログ

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満州の紅い陽(2015)満州からの引き揚げ

製作:愛川欽也 公開:2015/4/18(キンケロシアター)
製作:愛川欽也 プロデューサー:内海寿美子 監督:愛川欽也 脚本:愛川欽也 撮影監督:長田勇市 音楽:愛川欽也
出演:愛川欽也、任漢香、木村なおみ、森朝子、さん吉

あらすじ

チラシから

1932年、日本は中国大陸に「満州国」という国を作り、1945年8月15日、戦争に負けて満州国は「解散」という形で無くなった。「満州映画協会」の経理局長杉山高夫は、経理部の社員、山田恵子と、つれだって満映の金庫から、貸金庫のカギと印鑑を持って日本に引き上げた。恵子の実家は、東京間だの古本屋街にあった。恵子は満州で覚えた、焼き餃子を作って売る食堂を開店し商売は繁盛した。しかし、杉山は、満州の金庫の金に執着し恵子の作る餃子で、食べさせて貰うことを好まなかった。銀行からは、みごとに大金が動き出し、杉山は田園調布に、屋敷を買うことになる。その頃から、杉山のまわりに黒メガネの男たちがあらわれた。杉山に、次々と事件がおきはじめた。

http://koujithu.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-a464.html

1945年8月15日終戦となり、満州満州映画協会は解散する。満映経理局長杉山高夫(愛川欣也)は、満映の金庫から日本にある銀行の貸金庫のカギと印鑑を持ち出し、経理部員の山田恵子(任 漢香)と日本に引き揚げる。恵子の実家は神田の古本屋街にあり、当面の住かにする。恵子は、焼き餃子の食堂を開店し商売は繁盛する。杉山は、持ち出したカギと印鑑で銀行から大金を引き出すことに成功する。通帳には数10億円の残高。満州での麻薬取引資金も入っていただろうか。大金で田園調布に70百万円の豪邸を手に入れる。恵子は相変わらず神田で焼き餃子を売っている。

ある時、杉山は街中で満映時代の大道具係の人に会い、彼から「満映の金庫から重要なものが盗まれていた。」と話される。その頃から、杉山の身辺におかしなことが多発する。黒メガネの男が付きまとったり、銀行に呼び出され貸金庫のカギと印鑑を召し上げられたり、外出から帰ってきたら田園調布の豪邸で見知らぬ紳士淑女がパーティを開いている。最後は数人の黒メガネ黒服の男たちに囲まれ雪の降る暗闇で刺される。恵子が探し当てた時は路面に伏し、顔の周りには傷口からの血が流れ出している。
雪が降り続く。

あらすじ2
https://www.targma.jp/yanashita/?p=3772

物語は1945年8月20日、日本の敗戦を迎えた満州国からはじまる。満州映画協会(満映)の経理局長杉山(愛川欽也)は経理部の社員山田恵子(任漢香)と理事長室に忍びこむ。甘粕理事長は自殺して、撮影所内は混乱のきわみ。そこに乗じてこっそり金庫を開け、東京にある銀行の貸金庫の鍵を盗みだそうというのだ。緊張のあまり手の震えを押さえられないキンキン。というかキンキン、最初から最後まで手の震えを押さえられないので、これは別に緊張のせいではなかったことがあとで判明する。見事金庫破りに成功すると、二人はそのまま手に手をとって東京へ。帰る家のない杉山はそのまま恵子の実家に転がりこむ。ともに係累をなくした天涯孤独の身の二人、誰にも遠慮することはない。というわけで神保町古書店街にある恵子の実家で二人は暮らす。恵子は言う。

満州ではみんな水餃子を食べて、余ったのを焼いたでしょ? 焼き餃子も美味しかったから、これを出そうと思うの! きっと人気が出るわよ」

と自宅の庭にお店を増築し、餃子「おけい」を開くのだった(これ、飯田橋にある実在の中華料理屋おけ以がモデルらしい)。お店は元気なおかみ恵子の魅力で繁盛するが、杉山は貸金庫のことを忘れられずにいた……