zames_makiのブログ

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ハラキリ(1919独)独のオリエンタリズム

(94分, 16fps・35mm・無声・白黒・オランダ語インタータイトル) 原題:HARAKIRI (MADAME BUTTERFLY)
1919 (デクラ社) (監)フリッツ・ラング (原)デーヴィッド・ベラスコ、ジョン・ルーサー・ロング (脚)マックス・ユンク (美)ハインリヒ・ウムラウフ (撮)マックス・ファスベンダー (出)リル・ダゴファー、ネルス・プレン、マインハルト・マウアー、パウルビーンスフェルト
戯曲「蝶々夫人」を映画化したラングの長篇第4作。仏教、ハラキリ、ゲイシャなどエキゾチシズムに満ちた悲恋物語が、ラングの前作『蜘蛛』第1話(1919)でも組んだハインリヒ・ウムラウフによる、細部まで作り込まれた美術セットを舞台に展開する。海辺で夫の帰りを待つ主人公をとらえたショットも忘れ難い。

上映 NFC

2015年10月10日4:00 PM 大ホール


2 懦夫だふ奮起せば(55分, 24fps・16mm・無声・白黒)