いしぶみ（2015）原爆ドキュメンタリー

戦後70年特別番組 いしぶみ 〜忘れない。あなたたちのことを〜
脚本・監督：是枝 裕和　原作構成：松山善三　朗読：綾瀬はるか　ナビゲーター：池上彰　
放送：2015年8月1日（土）午後1時30分〜2時55分 日本テレビ系28局 全国放送
http://www.htv.jp/ishibumi/
朗読　綾瀬 はるか　 ナビゲーター　池上 彰　 脚本・監督　是枝 裕和

概要：
1969年に放送した『碑』原爆で全滅した広島二中の1年生321人の記録。遺族の手記を綾瀬はるかが語る。約半世紀の時を経て、原爆ドキュメンタリーの名作が現代によみがえる。広島テレビが1969年に制作し、芸術祭優秀賞などを受賞した「碑」を、日本を代表する豪華メンバーでリメイクする。爆心地からわずか500mの川土手で、建物疎開の作業中に全滅した旧制県立広島二中の1年生321人。被爆して重傷を負い、やがて死に至るまでの行動と言葉を、広島出身で国民的女優の綾瀬はるかが切々と、静かに読み上げる。また、当時の時代背景をジャーナリストの池上彰がリポート。制作指揮を執るのは、カンヌで受賞歴もある是枝裕和監督。学校に行きたがらない息子に「意気地がないのね」と無理やり登校させた母の後悔。岸から吹き付ける業火を避け、泳げないのに川に飛び込み力尽きた少年。一人一人の具体的事実を描くことで、原爆の惨さ、恐ろしさが心に迫る。あの日、ヒロシマで何が起きたのか？作り事のない真実の記録がここにある。

是枝裕和 監督コメント：

「オリジナルの『碑』を見て、ぜひ作りたいと思った。示唆に富む価値ある作品をぜひリメイクしたいと思った。」「今の僕らが、もう一度、あの手法で語りかけることが視聴者にも大きな意味があるだろうし、作り手にとっても大きな意味があるのではないか、と思って取り組みに参加した。」