zames_makiのブログ

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インターネット取引を破壊するアメリカ

 一昨日の記事は衝撃的だった、インターネット取引に使われる暗号はもはや安全ではないのが明らかになった。もはや安心してインターネット取引はできない。取引で使われるパスワードをアメリ諜報機関がそれを解いていくらでも覗けるという。彼らにできるなら、「悪いハッカー」が同じ事を少し小さいコンピューターでしない事はあり得ないだろう。オバマがスノーデン氏を追い回したのはこれが原因だったのではないのか?これは世界の一般市民を敵に回す行為だからだ。

ネット暗号:米英が解読…10年に実用化、個人情報を入手(毎日新聞 2013年09月06日

 【ロンドン小倉孝保】英紙ガーディアン(電子版)は5日、米英10+件両国の秘密情報機関が2010年にインターネット上の暗号(暗証番号やパスワードなど)解読技術を開発し、ネット銀行でのやりとりや医療記録などの個人情報を入手していたと報じた。電子メールや検索記録を傍受していることはわかっていたが、暗号で保護されている個人情報までも入手していたことがわかったのは初めて。

 米政府による個人情報収集活動を暴露しスパイ活動などの罪で米司法当局に訴追され、ロシアに亡命した中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン容疑者の資料で判明した。

 米国家安全保障局(NSA)と英政府通信本部(GCHQ)は協力して、ネット関連企業が利用者の秘密を保持するために設定しているパスワードなどの暗号を破る技術を開発した。長年、スーパーコンピューターを使って研究され10年に実用化されたらしい。

 同紙によると、両機関はこうした活動について、テロ対策の一環と説明しているが、ネット専門家は、「すべてのネット利用者のプライバシーを犯している。また、暗号はネット上でのやりとりの基本であり、それを破ることはネット自体の信用を傷つける」と警告している。

 このニュースは米紙ニューヨーク・タイムズ、米オンラインメディア「プロパブリカ」も同時に報道した。ガーディアン紙は英政府当局の圧力を回避するため両米メディアとの提携を決めていた。