zames_makiのブログ

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太平洋の奇跡〜フォックスと呼ばれた男(2011)東宝

公開:2011年2月11日(東宝系) 監督:平山秀幸 (USパート:チェリン・グラックVFXパート:尾上克郎
脚本:西岡琢也、GregoryMarquette、チェリン・グラックCellinGluck、 音楽:加古隆
原作:ドン・ジョーンズ「タッポーチョ:敵ながらあっぱれ〜大場隊の勇戦512日」(祥伝社、1982年)=DonJones「Oba The Last Samurai Saipan1944-45」(1986年)
ノベライズ=「太平洋の奇跡〜フォックスと呼ばれた男」大石直紀(2011、小学館)、「戦火のラブレター」(2011年2月予定)
製作:日本テレビ、バップ、ドリームパートナーズ、東宝読売テレビ電通、読売新聞

出演:竹野内豊(主人公指揮官=大場栄大尉)、ショーン・マクゴーウァンSeanMcGowan(米海兵隊)、井上真央(民間人)、山田孝之日本兵)、中島朋子、唐沢寿明
サイパン島で日本人民間人を守り死なずに戦う日本兵
http://www.taiheiyo-no-kiseki.jp/news/index.html


宣伝取材ブリシティ情報(〜2010/12/24)【新聞・雑誌】

■1/6(木)・歴史街道 インタビュー(竹野内豊
■1/6(木)・CINEMA SQUARE インタビュー(竹野内豊山田孝之
■12/25(土)・正論 インタビュー(平山監督)

記事(映画.com 2010年5月31日)

竹野内豊、3年ぶり主演映画「太平洋の奇跡」で実在の日本兵
[映画.com ニュース] 竹野内豊が、日米開戦70年特別企画として映画化される「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」に、約3年ぶりとなる主演として臨むことが分かった。竹野内は、太平洋戦争の激戦地サイパン島で、わずか47人の兵力で4万5000人もの米軍を神出鬼没な戦略で翻ろうし、“フォックス”と畏敬の念を込めて呼ばれた実在の人物・大場栄大尉を演じる。

竹野内扮する大場大尉が指揮した歩兵第18連隊が派遣されたサイパン島は、1944年6月に日米両軍が激突。同年7月には米軍が制圧したが、翌年8月のポツダム宣言受諾時もその事実を知る術がなかったため、生き残った日本兵によるゲリラ的な戦いが続いたことで知られている。そして、「自決するより生きて戦うことを選べ!」という信念を貫き、終戦後の12月に戦没者を弔うべく軍歌を歌いながら投降したという史実を基に映像化する。

原作は、元米海兵隊員ドン・ジョーンズが発表した「タッポーチョ 『敵ながら天晴』 大場隊の勇戦512日」(81年刊行、現在は絶版)。“大場隊”の戦いぶりに感動したジョーンズが戦後来日し、取材をして書き上げたもの。その際、戦後生まれの日本人の多くが大尉の存在を知らないという事実に驚いたそうで、同書のあとがきに「多くの人たちが、自分たちの父や祖父や叔父たちが国を守るために戦った精神について何も知りませんでした。もっと驚いたことは、その人たちがしたことに何の尊敬の念も払っていないことです。私は、このことをとても残念に思います」と記している。

日本の歴史の教科書では語られることのなかった真実の物語のメガホンをとるのは、平山秀幸監督。サイパンほか海外での2カ月前後に及ぶ大規模なロケを敢行し、米軍側の描写についてはアメリカ人監督を立て、日米が協力して製作する。配給の東宝は、「戦争そのものを称賛するのではなく、生きて戦後日本の礎を築いた『誇り高き日本人』の姿を描くことで、多くの現代の日本人に勇気と誇りを取り戻させる作品にしたい」と意気込んでいる。