西住戰車長傳(1940)戦争映画
西住戦車長伝(126分・35mm・白黒)
'40(松竹大船)(監)吉村公三郎(原)菊池寛(脚)野田高梧(撮)生方敏夫(美)脇田世根一、浜田辰雄
出演:
上原謙(西住小次郎中尉・戦車部隊長)主人公:小隊長後に中隊長、映画製作数年前に日中戦争の武漢にいたる戦闘で戦死、当時すでに軍神として墓がある。やさしく部下思いで世話好きな指揮官。
佐分利信(細木部隊長)戦車部隊全体指揮官、西住の死を賞賛する。役割以上の台詞はない。
近衛敏明(高梨中隊長)早期に負傷し西住にゆずる、映画内ではほとんど確認できない
坂本武(後藤一等兵)西住中尉つきの従兵、西住の死に声を潜めて泣く
原保美(荒川一等兵)西住の戦車の運転手、敵弾に死ぬ、西住の指導の正しさと戦闘の厳しさを表現するための切られ役
笠智衆(大隅中尉)西住と士官学校で同期、歩兵指揮官として中国戦線で再会し酒を酌み交わす
桑野通子(土民の女)妊娠出産する中国女、映画内で「土民の女」と呼称されている。優しくする西住を激しく警戒するがやがて懐柔される、しかし逃亡する。唯一の台詞のある中国人役。
小藤田正一(狙撃兵)西住を撃つ瀕死の中国人歩兵と思われる。台詞はない。ドイツ式ヘルメットをかぶせる事で中国兵として描写されている。