NHK放送文化研究所2010年発表

2010年3月15日・16日
場所：千代田放送会館（地下鉄・永田町徒歩５分）
参加：無料・要申し込み
時間：10:30〜18:40
http://www.nhk.or.jp/bunken/symposium2010/index.html
プログラム：
10:30〜12:00「世論調査における調査方式の比較研究〜実験調査の結果から」
報告：小野寺典子 （NHK放送文化研究所 主任研究員） 荒牧央 （NHK放送文化研究所 副部長）
世論調査では近年、個人面接法による調査有効率の低下が著しく、配付回収法や郵送法など個人面接法以外の方式で調査が行われるケースが増加しています。放送文化研究所は2008年、世論調査手法の検討のために、個人面接法・配付回収法・郵送法の３つの方式による調査を、同一の質問で実施しました。この実験調査結果について、各調査の実施方法、および回答分布の違いという２つの視点から比較した結果を報告します。

15:30〜18:40「始動するアーカイブ研究〜テレビドキュメンタリー史研究からの展望」
報告：東大大学院情報学環 丹羽美之研究室、七沢潔（NHK放送文化研究所 主任研究員）、東野真（NHK放送文化研究所 主任研究員） 司会：原由美子 （NHK放送文化研究所 メディア研究部長）
NHKアーカイブスの膨大な映像コンテンツを学術利用に供する「トライアル研究」の第一期分が始動しました。映像アーカイブを使った研究にはどんな可能性があるのか。会場に「トライアル研究」に参加する研究者を招き、すでに文研と東大大学院情報学環が2009年から共同で行っているパイロット研究「テレビ・ドキュメンタリー史」の手法や成果について途中経過を報告。互いに意見を交換しながら、アーカイブ研究の今後の方向性を展望します。