zames_makiのブログ

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大番(1957)戦前戦中戦後の株屋

=商人の戦前・戦後一代記
1957.03.05 大番 千葉泰樹昭和2年
1957.07.19 続大番 風雲編 千葉泰樹
1957.12.17 続々大番 怒濤篇 千葉泰樹 =太平洋戦争開始まで
1958.07.01 大番 完結篇 千葉泰樹 =戦後

「大番」四部作:世界大恐慌の前夜から第二次大戦後の奇跡の経済復興に至る日本の姿を、ひとりの相場師の半生を通じて描いた日本映画屈指の名シリーズ。全4篇を一挙上映!
1956年より雑誌「週刊朝日」に連載されていた獅子文六(1893〜1969)の同名小説を映画化。四国の寒村から“ギューちゃん”こと赤羽丑之助が裸一貫ならぬ浴衣一枚で上京し、兜町を舞台に株でひと旗あげるまでの立身出世を描いた相場版太閤記である。
獅子文六は戦前に近代劇の翻訳や戯曲を手がけたのち、ユーモア小説で人気を確立。戦後は「てんやわんや」「自由学校」「箱根山」などの小説が続々と映画化されたが、なかでも「大番」は小説でも映画でも日本中を熱狂させた代表作である。
本作が初の本格的主演となる加東大介。彼を支える恋人役の淡島千景。その他、多彩な登場人物たちが登場。彼らの生き生きとした姿、洒脱な会話、そして落差の激しい“ギューちゃん”の波瀾万丈の半生が、千葉泰樹監督の軽妙な演出と明朗なユーモアで描かれる。映画のあまりに過熱する人気に、原作の執筆が追いつかず、映画と原作が併走し、相乗効果を生み出した痛快無比の傑作シリーズである。

上映 アテネフランセ文化センター

2009年8月22日〜29日
8月26日(水)
16:00「大番」1957(118分)監督/千葉泰樹
18:30「続大番 風雲篇」1957(112分)監督/千葉泰樹
     
8月27日(木)
16:10「続々大番 怒濤篇」1957(109分)監督/千葉泰樹
18:30「大番 完結篇」1958(104分)監督/千葉泰樹

8月28日(金)
16:00「大番」1957(118分)監督/千葉泰樹
18:30「続大番 風雲篇」1957(112分)監督/千葉泰樹
     
8月29日(土)
14:10「続々大番 怒濤篇」1957(109分)監督/千葉泰樹
16:30「大番 完結篇」1958(104分)監督/千葉泰樹
18:20「『大番』と撮影所システム」木全公彦(映画批評家)×坂尻昌平(映画批評家
¥800