＜女の一生・女の歴史＞

　1914.09.　女の一生　日活向島　白黒 (無声)
　1921　　　女の一生　日活向島　白黒 (無声)
　1927.03.01　或る女の一生　日活大将軍　白黒 (無声) 　若山治、若山治　出演：西条香代
　1928.04.07　女の一生　松竹　白黒 (無声) 池田義信、小田喬 原作：モオパッサン 出演：栗島すみ子
　1940.05.30　女の一生　大都映画　和田敬三、和田敬三 原作：和田敬三 出演：橘喜久
　　−−戦後−−
△1949.01.25　女の一生　東宝　亀井文夫、八住利雄・水木洋子 原作：徳永直「ひとりだち」 出演：岸旗江　（戦後の労働者の生活）

△1950.02.27　女の四季　東宝　豊田四郎、八住利雄 原作：丹羽文雄 出演：若山セツ子 （女性の一代記）

◆1953.11.23　女の一生　近代映画協会　新藤兼人、新藤兼人 原作：モーパッサン　出演：乙羽信子（戦前戦後の女性の一代記）

△1955.01.29　女の一生　松竹　中村登、水木洋子　原作：山本有三　出演：淡島千景（昭和13年までの一代記）

　1955.08.03　由紀子　中央映画　配給：松竹　製作：伊藤武郎・小林清 今井正、井手俊郎 原作：菊田一夫 出演：津島恵子（NHK連続ラジオドラマの映画化、二・二六事件の遭遇）

◆1959.01.27　花のれん　宝塚映画　配給：東宝　豊田四郎／八住利雄 原作：山崎豊子　出演：淡島千景 森繁久彌 石浜朗 佐分利信（寄席経営で財をなす女の半世紀）

△1962.11.18　女の一生　大映　増村保造、八住利雄 原作：森本薫　出演：京マチ子 （有名な新派劇、戦前戦後の女性の一代記、戦争での変化が眼目）

◆1963.11.16　女の歴史　東宝　成瀬巳喜男、笠原良三　出演：高峰秀子（戦前戦後の女性の一代記、戦争での被害）

△1967.11.11　女の一生　松竹　野村芳太郎、森崎東・山田洋次 原作：モーパッサン　出演：岩下志麻（昭和21年スタート、男に苦しめられる女性の一代記）→DVD化

女の一生（新派演劇）
原作：森本薫　貿易商の堤家に、身寄りのないけい（主人公）が迷い込む。けいは堤家で働くことになった。女主人のしずはけいの仕事ぶりを見込み、長男の伸太郎の嫁に、と申し出る。だが、けいは次男の栄二をひそかに思っていた。明治２８年から昭和２０年まで、けいの約半世紀の転変を描く。５幕までの舞台は堤家の庭に面した座敷、最後の６幕は空襲で焼け野原となった同じ場所である。戦争が人々の暮らしをいかにねじ曲げたかを、けいの一生に重ね合わせる形で描いている。