zames_makiのブログ

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中国山西省・戦場での日本兵〜田村泰次郎の戦争文学から〜

日時:3/1(日) pm.2:00〜5:00
パネリスト:尾西康充、彦坂 諦、石田米子
会場:早稲田大学国際会議場第1会議室 (3階)(早稲田駅徒歩8分)
資料代:1000円
主催:「女たちの戦争と平和資料館」

尾西 康充 (三重大学教授)1967年神戸生まれ。専門は近代日本文学。北村透谷やプロレタリア文学とともに田村泰次郎研究で、今年『田村泰次郎の戦争文学〜中国山西省での従軍体験から』(笠間書院)を上梓。『田村泰次郎選集』(全5巻・2005年/日本図書センター)を編集。

■彦坂 諦(作家)1933年仙台生まれ。『男性神話』(1991年/径書房)では、田村泰次郎が描く戦場での男の性のありようを具体的に分析。シリーズ『ある無能兵士の軌跡』(全9巻/柘植書房新社)、『九条の根っこ』(れんが書房新社)ほか。

石田 米子 (山西省・明らかにする会代表。岡山大学名誉教授)1935年東京生まれ。専門は中国近代史。1996年より山西省盂県の性暴力被害女性たちの裁判支援と現地調査に取り組む。『黄土の村の性暴力〜大娘たちの戦争は終わらない』(共著・2004年/創土社)ほか。

池田恵理子 (wam運営委員長。テレビ・ディレクター)1950年東京生まれ。山西省・明らかにする会のメンバーで『黄土の村の性暴力』に「田村泰次郎が描いた戦場の性」を執筆。

田村泰次郎(作家・1911〜1983年)三重県四日市生まれ。1940年に召集され、山西省陽泉の旅団司令部宣伝班に配属された。「肉体文学」作家とされているが、戦場での日本兵を描いた『肉体の悪魔』 『春婦伝』 『裸女のいる隊列』 『蝗』などで、凄惨な戦争の実態を描いた。