zames_makiのブログ

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ステート・ウィズ・イン〜テロリストの幻影(2006英)

原題:The State Within 2009年1月28日よりNHKで放送 全7話(52分×7回)
制作:BBCBBCアメリカ(2006年 イギリス/アメリカ)
毎週水曜23:00〜(60分)NHKBS2 http://www9.nhk.or.jp/kaigai/statewithin/index.html
 テロ事件を発端に、国際社会のなかで複雑にからみあう国家や組織、さまざまな人物の思わくを怒とうの展開で描くイギリス発の政治サスペンス!アメリカでイギリス行き旅客機の爆破テロ事件が発生。駐米イギリス大使マークとアメリカの国防長官リンが対応に追われるなか、自爆テロ第一容疑者としてイギリス人男性が浮かび上がる。
=駐米英国大使を主人公に、アメリカで起きるテロ事件と思われる(真相は不明だ)を題材に、おきる国際的紛争、国家による取締りの強化、アラブ系住民への差別・弾圧などのテロに付随しておきる様々な事件を描くドラマ。
 テロリストと英米国家との争い(対テロ戦争・テロ取締り活動)は主題ではない。テロリストは誰なのか?どんな目的でテロが起こされたきるのか?テロが起きた背景は何か?は描かれないと思われる。
放送予定 第1回 1/28 23:00(60分)
第2回 2/11 23:05(60分)
第3回 2/18 23:10(60分)
第4回 2/25 23:05(60分)
第5回 3/4  23:10(60分)
第6回 3/11 23:10(60分)
第7回 3/18 23:10(60分)

<事件>
テロ事件:アメリカでの旅客機爆破事件
チルギスタンのウズマン大統領による人権侵害
フォークランド紛争の英雄(英国人)の米国での幼女殺害と死刑求刑


<登場人物>
駐米イギリス大使マーク・ブライドン(主人公):英国の立場を代表
アメリカ国防長官リン・ワーナー(女性):アメリカのタカ派を代表
民間軍事会社アーミテージ社CEOゴードン・アデア:?
駐米英国大使館参事官のニコラス・ブロックルハースト(同性愛者)
アメリカ国防次官クリストファー・スタイルズ(同性愛者ニコラスの恋人)情報を漏らすいかがわしい人物
ハッサン・カーン(アラブ系英国人)旅客機爆破容疑者(死亡)
元駐チルギスタンのイギリス大使ジェームズ・シンクレア(マークの友人)
死刑囚ルーク・ガードナー(イギリス人フォークランド紛争の英雄)再審請求中


第1話「旅客機爆破」放送:2009年1月28日

駐米イギリス大使マーク・ブライドンがアメリカのワシントンに戻ったその日、イギリス行き旅客機の爆破墜落事件が起きる。乗客は全員死亡、地上でも死者が出る大惨事になり、マークは大使として対応に追われることになる。そのころ、アメリカの国防長官リン・ワーナーは、かつてCEOを務めていたアメリカを代表する大手企業アーミテージ社のパーティーに出席していた。事件の報告を受けたリンはテロの可能性が高いと判断し、無理に空港に戦車部隊を配備する。
 マークは事件直前、空港で友人である中央アジアの外交専門家キャロラインと彼女の父アントニーに偶然会っていたが、アントニーも亡くなった乗客のひとりだった。FBIの遺体安置所で悲しみにくれるキャロラインに、アーミテージ社の現CEOゴードン・アデアが寄り添いいたわる。

旅客機爆発の原因は爆弾と判明し、翌日、自爆テロ第一容疑者が浮かび上がる。ハッサン・カーン、イギリス人だった。イスラム教徒としてイブラム・ワヒドという別名を持ち、中央アジアの国チルギスタンの過激派とつながっていた疑いがあった。イギリス大使館アメリカ国防総省は慎重にことを運ばねばならなかった。だがまもなく、何者かによって情報がマスコミにリークされる。
 さらに、バージニア州知事が州内のイギリス人イスラム教徒を集め、身柄を拘束しだしたという知らせがマークに入る。マークはリンに人種差別だと訴えるが、リンはイギリスの甘さを批判する。
英国大使館参事官のニコラス・ブロックルハーストは、恋人でもあるアメリカ国防次官で国防情報局長のクリストファー・スタイルズに「なぜハッサンの情報をリークしたのか」と問いただす。

アントニーは亡くなる前に誰かと商談し、その映像と書類をひそかにニコラスに渡していた。ニコラスは、映像内の書類に記載されていた「センタス産業」の倉庫を調べるが、そこはすでに空だった。

時を同じくして、元駐チルギスタンのイギリス大使でマークの旧友ジェームズ・シンクレアが、息子アザムと一緒にワシントンに来ていた。彼はチルギスタン人の妻サイーダを過去に亡くしていた。ジェームズは現在、チルギスタンのウズマン大統領による人権侵害を訴える活動をしているが、英米両政府はウズマンを支持する立場をとっている。マークは気づいていなかったが、2人の再会を撮影している男(ビニー・スウェイン)がいた。

また、フロリダ州ではイギリス人の死刑囚ルーク・ガードナーの再審請求が最高裁にかけられようとしていた。ルークはアメリカ人少女2人の殺害犯とされているが、無実を主張。イギリス大使館から派遣された人権問題担当のジェーン・ラバリーは、ルークとの面談後、アメリカの新聞記者マシュー・ワイスと出会う。その夜、彼女の前に見知らぬ男が現れ、「ルークはやってない」と告げて去る。

旅客機が爆破される少し前、運送業者を装って爆弾らしきものを入れた箱を運ぶ男の姿があった。同じ男が後日、ウエスバージニア州カイザーで兵士のような男たちを訓練していた。そのうちの1人が射殺され、川に捨てられる。身元不明の男の遺体が川で発見された事件をFBIの捜査官ジョージ・ブレイクが担当することになる。

第2話「イスラム教徒の拘束」:放送:2009年2月11日

バージニア州でイギリス人イスラム教徒の無差別な身柄拘束が始まる。そんななか、拘束を恐れて別の州へ逃げようとした若いカップルが検問中のアメリカ兵に射殺されるという衝撃的な事件が起きる。再審請求の結果を待つ身の死刑囚ルークは、ハッサンをテロの実行犯として報じるテレビニュースを目にし、なぜか激しく動揺する。イギリス大使マークは外交専門家キャロラインが自宅で開いた夕食会へ。そこでマークを待っていたのは…。

第3話「恩赦への望み」 放送:2009年2月18日