黄石的孩子The Children of Huang Shi（2008）豪州・中国

原題：黄石的孩子（戦火逃城）The Children of Huang Shi　日本語DVD発売済　ビデオ題「チルドレン・オブ・ホァンシー」
制作：Australian Film Commission他（出資：オーストラリア、中国、ドイツ）
監督：ロジャー・スポティスウッド Roger Spottiswoode　脚本：Jane Hawksley、James MacManus　
主演：ジョナサン・リス・マイヤーズ（英国人記者）上海にいた新米記者で1937,12の南京を取材しようと潜入、日本軍に殺されそうになる。脱出して黄石の児童施設の世話をし、目的地まで導くが病死する。
Radha Mitchell（英国人・看護婦）自発的に共産党軍で看護婦をしている。黄石の児童施設を巡回、主人公と共に目的地まで導く。
チョウ・ユンファ（中国共産党軍）八路軍軍人、占領された南京でゲリラ戦を展開中に主人公を助ける。助けて子供を導く。
ミッシェル・ヨー（金持ちの中国人夫人）国民党とも仲の良い金持ちで子供たちを助ける
公開：中国2008.4、アメリカ2008.5、オーストラリア2008.7、ドイツ2008.2、
原作：1937年の上海、南京を舞台に、英国人記者、ジョージ・ホーグがオーストラリア看護婦と６０人の孤児の戦火からの脱出を手助けする
＝南京大虐殺をひっかけた中国異郷欧米人探検もの、実話に基づく。長期中国ロケによる大作映画・中国公開済。南京大虐殺は冒頭少しだけ出てくる、破壊された南京市街で集団で殺される人々など。強姦シーンはない。
　主題は中国人孤児集団を理想の土地に送る旅であり、これを白人カップル（英国人）と八路軍が行う、今の製作状況を反映した設定。セックスシーンはあるが非常に短い、八路軍が主人公という不自然な設定は出資者意向によるものと思われる。演出は非常に刹那的でドラマを語りえず、児童は役をもたず退屈である。

＝公式サイトhttp://www.childrenofhuangshi.com/
→DVD発売