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高橋博子「封印されたヒロシマ・ナガサキ」

日本平和学会・平和研究奨励賞受賞記念講演
第14回 グローバルヒバクシャ研究会「封印されたヒロシマナガサキ
日時:7月21日(月・休)13:45〜17:00*13:30に開場
場所:文京シビックホール3階 会議室1・2(定員90人)
講演:高橋博子(広島平和研究所研究員)「封印されたヒロシマナガサキ
司会:田部知江子(弁護士、原爆症認定集団訴訟弁護団
<予定> 13:45〜13:50 はじめに
 13:50〜14:20 「ヒロシマナガサキへのわたしの問題意識」高橋博子、聞き手―竹峰誠一郎
 14:20〜15:20 「封印されたヒロシマナガサキ」:高橋博
 15:20〜15:30 休憩
 15:30〜16:45 コメント・質疑応答
 16:45       おわりに
資料代:500円
グローバルヒバクシャ研究会


<関連記事>『毎日新聞』2008.03.12

                                                                                                                                      • -

高橋博子(たかはし・ひろこ)さん(38)「学者探偵」と、ひそかに呼んでいる。米国立公文書館所蔵の機密解除された公文書を読み込み、歴史に沈められた日米の外交暗部をあぶりだしてきた。(中略)
「公文書を読むと、米国の科学者は残留放射能の危険性を認識しています。な
のに米政府が否定に終始したのは、原爆投下を国際法違反だとする声に対決す
る政治的判断にすぎません」。占領下の情報統制に甘んじた日本政府やマスコ
ミの責任も透けて見える。「放射性降下物の影響を軽視して、原爆症認定基準
をつくった日本政府は猛省してほしい」
  同志社大在学中からマッカーシズムアメリカ現代史に関心を抱き95年から2年間、米メリーランド大に留学した。原爆・核兵器の問題に注目し、軍事資
料として扱われた被爆資料を調べるなど公文書館通いを続けた。それは今も変
わらない。「国家にとって都合の悪い事実を隠すことで、当然のように歴史の真実を切り捨てています。これは見逃すことができません」膨大な資料の山から隠された真実を見つけるコツは「あきらめない執念か
な」。おそらくは勘の鋭い探偵、いや学者であろう。
関連記事「広島の発言2008:世界のヒバクシャにつなげたい 高橋博子さん」(『毎日新聞』、2008年4月24日