zames_makiのブログ

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第3回難民映画祭が開かれる



http://www.refugeefilm.org/timetable.html(全ての映画が無料です)
素晴しいことに今年も難民映画祭が日本(東京)で開かれます。私は昨年の第2回映画祭(2007年6月)でいくつもの映画を見て大変感銘を受けました。どうせつまらないドキュメンタリーを見せるのだろうという予想は見事に裏切られました。


こうした今日的で国際的な問題に関する催しが、他国に先駆けて日本で開かれることに日本人として感謝と責任を感じます。上映される映画は全て無料で、多くの日本初公開の作品が含まれており、難民にまったく関心のない私にもまったく意外な点から多くの得るものがありました。


知らない方は難民を扱った映画とは、夜NHKでやっているつまらないドキュメンタリーのようなものと思うでしょう。たしかにそういうものもありますが、実はたくさんの長編劇映画が含まれています。昨年では例えば「ルワンダの涙」「約束の旅路」「クメールルージュの暗殺者」などが代表です、これらはロードショーではあまり知られていないが、それぞれ映画芸術としても評価の高いものでしたし、また見た私も面白く見るか、あるいは感動させられました。


そしていわゆるドキュメンタリー映画でも、そこには何より私たちが知らない人々の苦難が描かれており、いかに私たちがものを知らないか思い知らされます。世界の情報が手に入るとはいいながら、こういう危機的な人々の事は知らされない。映画を見ることでいかに私たちが物を知らずにいたかという事を思い知らされ、その点で打ちのめされました。そういう知らない事、今まで私たちが関心を持たなかった事を教えてくれる、それがこれらの映画の最大の価値でしょう。


今年も第3回映画祭が2008年6月20日から27日に開かれます、平日のプログラムは17:30および19:00からです。都合のつく方は是非ご覧になってください。