zames_makiのブログ

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国家神道

国家神道に関して>

(正統派)
国家神道  村上重良 岩波新書 1970=基本書
×国家神道と民衆宗教 村上重良 吉川弘文館 1984=焼き直し
天皇制国家と宗教 村上重良 日本評論社 1986=基本は同じ
△日本史の中の天皇 村上重良 講談社学術文庫 2003=天皇と日本文化(1986)
国家神道と日本の精神的風土 村上重良 ジュリスト 1981/09/01 →国会
国家神道はどこまで復活したか 村上重良 現代の眼 1981/08 →国会

皇国史観 永原慶二 岩波ブックレット No20 1983=先駆的成果
靖国神社 / 大江志乃夫. 岩波新書 1984=正統派
◆国家と祭祀:国家神道の現在 子安宣邦 青土社 2004=哲学者の難解な論考、阪本を批判
◇近代日本の国体論:皇国史観再考 昆野伸幸 ぺりかん社 2008=戦争中のは新しい皇国史観でむしろ国民の自発的な神観念支持、それ以前より新奇、戦後はそれを一緒に否定することで、昔のものを残してしまった
国家神道は解体したか? / 仲正 昌樹 一冊の本 2006.9
昭和天皇原武史、文春新書、2008.1
=大変面白い、国家神道を明らかにする


島薗進
国家神道と近代日本の宗教構造 宗教研究 2001.9=神道指令の説明、狭義&広義論、広義=宗教とは何か?、序論

△「国家神道とメシアニズム:天皇の神格化からみた大本教」(所収:宗教と権威 岩波講座 天皇と王権を考える第4巻 岩波書店, 2002)

△総説19世紀日本の宗教構造の変容(所収:コスモロジーの近世、岩波講座 近代日本の文化史2 岩波書店 2001)

◆戦後の国家神道と宗教集団としての神社(所収:日本人の宗教と庶民信仰、吉川弘文館、2006)=戦後にどのように国家神道が保存されているか説明、皇室祭祀・天皇崇敬・神社本庁がそう、国家神道は消滅していないどころか解体されてもいない!

神道国家神道・試論--成立への問いと歴史的展望 明治聖徳記念学会紀要 2006.11=明治維新期の国家神道成立過程の詳説

国家神道・国体思想・天皇崇敬:皇道・皇学と近代日本の宗教状況 島薗進 現代思想 2007/8=まとめ的、明治維新期に国学儒学から国家神道を作った、2重構造になっている

◆書評:阪本是丸編『国家神道再考-祭政一致国家の形成と展開-』島薗進 宗教研究 2007/09 =阪本は神道は民衆の素朴な信仰という見方しかない、皇室祭祀・天皇崇敬を無視して国家神道が説明できない、

朝日新聞2008年2月11日 「無宗教の国に多くの支持者・国家神道」投稿=まとめの様な短くまとめた投稿
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◇共同討議 「神道文化」を考える 神道宗教 2003.4=国学院大でのシンポジウム、宗教の概念とは明確でない、広義で考えるべき、阪本らを静かに対応 →国会
ポストモダン新宗教 / 島薗進. 東京堂出版, 2001=日本人らしいという表現の中にひそむ神道について
△「序章なぜ日本に天皇という存在が必要なのか」中西輝政、(所収:皇室の本義 PHP研究所, 2005)



(宗教ではない)
国家神道とは何だったのか 葦津珍彦/著 神社新報社 1987=批判

国家神道形成過程の研究 / 阪本是丸. -- 岩波書店, 1994
×現代神道研究集成3:神道史研究 現代神道研究集成編集委員会(阪本是丸) 神社新報社 1998
◇近代の神社神道 阪本是丸 弘文堂 2005=神道は宗教ではない
国家神道再考 阪本是丸 弘文堂(久伊豆神社小教院叢書) 2006=国家神道はよいものだという主張
◇近世・近代神道論考 阪本是丸 弘文堂 2007=今までのまとめ再編集版、島薗を批判

◆現人神国家神道という幻想:近代日本を歪めた俗説を糺す 新田均 PHP研究所 2003

国家神道としての靖国神社 松本健一 Voice(PHP研究所) 2005/9→国会
島薗進神道国家神道・試論--成立への問いと歴史的展望」を読む / 新田均 皇学館論叢 2007.6
△「国家神道体制」と靖國神社:慰霊と招魂の思想的系譜・序説 / 阪本是丸 神社本廳教學研究所紀要 2007.3



(その他?)
△民衆宗教と国家神道 小沢浩 山川出版社(日本史リブレット) 2004
△「皇国史観」という問題:十五年戦争期における文部省の修史事業と思想統制政策 / 長谷川亮一 白澤社 2008
天皇制と日本宗教 戸頃重基 伝統と現代社 1980.9
靖国神社国家神道は甦るか! 土方美雄 社会評論社 1985.
△講座神道3:近代の神道と民俗社会   桜楓社 1991
△上山春平著作集5:神と国家 上山春平 法蔵館 1994.11


日本人の宗教と庶民信仰 / 圭室文雄. -- 吉川弘文館, 2006.4 (戦後の国家神道と宗教集団としての神社 / 島薗進著 )
神話・象徴・文化 / 吉田敦彦,オーギュスタン・ベルク[他]. -- 楽浪書院, 2005.8
岩波講座アジア・太平洋戦争6(抵抗の宗教/協力の宗教 島薗進
死生観の現在<藤井正雄編『仏教再生への道すじ』勉誠出版、2004年6月、63−77p>