zames_makiのブログ

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大都映画1 (計87分)

5/6(火) 1:00pm 5/15(木) 3:00pm
大都映画は1933年に設立され、1941年の企業統合で大映に統合された小プロダクションであるが、あらゆる娯楽映画のジャンルを貪欲に取り込んで低予算の映画を製作し続け、特に全国の年少観客層に絶大な人気を誇った。

誓ひの乳母車 (1939大都)

(43分・35mm・白黒)
出征兵士とその家族の堅いきずなを描いた浪曲映画。監督の中島宝三は1920年代後半にマキノプロで監督デビューし、1941年までに帝国キネマ、新興キネマ、河合映画、大都映画を渡り歩いて130本以上の作品を監督した。

'39(大都映画)(監)(脚)中島宝三(撮)廣川朝次郎(出)藤間林太郎、雲井三郎、チンピラ大將、松村光夫、久松玉城、水川八重子、植松藤兵ヱ、市川幅十郎、林六三郎、大谷傳二郎

大空の遺書 (1941大都)

(44分・35mm・白黒・不完全)
海軍の名パイロットとして活躍し、1937年11月に偵察に出発したまま帰還することのなかった間瀬平一郎の生涯を描いた伝記映画で、1940年に刊行された妻の手記が原作。1960年代後半以降アメリカから里帰りした、いわゆる「返還映画」の一本で、昨年はじめて可燃性プリントを不燃化した。

'41(大都映画)(監)益田晴夫(原)間瀬一惠(脚)鈴木重三郎、武蔵賛平(撮)富沢恒夫(出)近衛十四郎、琴糸路、黒須光彦、橘喜久子、香取栄二、佐久間妙子、板垣伊久雄