zames_makiのブログ

はてなダイアリーより移行

昭和やくざ系図 長崎の顔(1969日活)原爆映画 

公開:1969/10/18

       監督:野村孝 原作:中村幸也 脚本:池上金男 
出演:
渡哲也(高間慶二)主人公・被爆
安藤昇 (小岩竜吉)
嵐寛寿郎(平田新吉)
水島道太郎(斎藤重作)
藤竜也 (小宮鉄男)
青木義朗(松井邦光)
益田ひろ子(斎藤加代子)
高城淳一 (松田政夫)
杉江広太郎 (淵野義一)
佐藤了一 (的場三郎)

       
              

【クレジット】
監督: 野村孝  
企画: 森山幸晴  
原作: 中村幸也  
脚本: 池上金男  
撮影: 峰重義  
美術: 松井敏行  
編集: 鈴木晄  
音楽: 松浦三郎  
出演:

渡哲也(高間慶二

 
  安藤昇  
  嵐寛寿郎  
  水島道太郎  
  藤竜也  
  青木義朗  
  益田ひろ子

 

 

 

 

https://ameblo.jp/73379184/entry-11782128458.html

よりコピー

長崎を舞台に「ムショ帰りの先代親分の実子(渡社長)率いる老舗一家(長老はアラカン・若頭に水島道太郎・弟分に郷鍈治)」と「関西の大組織を後楯に勢力を拡大し続ける新興勢力(組長は青木義郎。相棒に高城淳一・用心棒に安藤組長)」の「興行の利権を争う」物語。
東映ヤクザ映画で言えば、昭和41年に降旗康男監督・東映東京製作・健さん主演・十朱幸代共演で製作された「地獄の掟に明日はない」が物語は全くの別物ながら雰囲気は似ている感じがします。
「渡社長(健さん)は好きだがヤクザは嫌い」なヒロイン、共に舞台は長崎かつ昭和20年8月9日の長崎原爆投下の際の「被爆者」で「原爆病(白血病)」を抱えている、対決の構図や原因は違うものの「老舗一家と新興勢力の争い」が二作品の共通点。

 原爆の負の遺産」も交えて描いている為、共に「馬鹿や笑い」は有りません。

 

 

あらすじ

出所した高間慶二に裟婆の空気は冷たかった。長崎の街は変貌していたし、高間組が持っていた興行権も今や松井組のもの、あたたかく迎えたのは新吉、重作、小鉄ぐらいのものだった。慶二は早速、父の墓前に組の立直しを誓うと恋人・加代子の反対を押切って、三代目襲名披露の興行をうった。その席上、慶二は親分衆の口ききで松井から市民会館の興行権利を譲りうけた。だが、松井の気持はおさまらず、高間組に対する抵抗は、日増しに、その度を加えた。そんな時、松井組に小岩竜吉がわらじをぬいだ。一方、慶二は悪らつな松井らの邪魔だてに苦しみながら、待望の興行初日を迎えた。高間組の面子をたもち、無事宗家高間の看板をおろした慶二。その胸中を知るのは新吉だけだった。そこへ殺しを頼まれた小岩が現われた。だが小岩に正義の慶二は殺せなかった。そのころ新吉が松井の子分によって刺殺された。もはや慶二の忍耐もそこまで、単身松井組に乗込んだ慶二の刃から次次と鮮血が飛び散った。