zames_makiのブログ

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宗教団体「幸福の科学」の映画

大川輶法氏の幸福の科学は長編劇映画や長編アニメを毎年(に近いペース)製作し、全国のシネコンで一般公開している。宗教団体が宗教的な映画をこれだけ継続的に大規模に製作した例は過去にない。私は信者ではないが、宗教は映画の大テーマであり研究している人もいる。


◇宇宙の法―黎明編― (2018) アニメ=教義の背景になる世界観をそのまま映画化、全編地球人の化け物とトカゲ系異星人の戦闘場面。台詞で世界観をもろに説明する信者向け?

◇さらば青春、されど青春。 (2018)=大川劉邦氏の半生を描いた青春映画。大変な優秀かつ真面目な勉強家で大学に入るが、宗教的指導者としての覚醒と女性との恋愛と実人生の葛藤に悩みつつ、優秀な成績で商社へ、若くして米国派遣されプロジェクト成功させるが、ついに覚醒する。大川氏を大絶賛する。息子の大川宏洋が大川氏を演じ、清水富美加が恋人役で登場。

心に寄り添う。 (2018)=未見、ドキュメンタリー映画

◇君のまなざし (2017)=息子の大川宏洋氏が出演した謎解きミステリーを借りた教義解説映画。導入は田舎の古い洞窟の怪異だが、その実は地球を襲う異星人との過去の戦い?

◇天使にアイム・ファイン (2016)=オムニバス映画、天使(世界を司る神の使い手=大川氏の代弁者)が人々を幸福に導く。困った人を助ける話は感動的だがその方法は宗教的世界観を受け入れる事にある。

◇UFO学園の秘密 (2015) アニメ=学園もの、幸福の科学の学校「幸福の科学学園」の存在を知らしめるために作った?現実の学校に似せて場面等設定されていると思われる。学園に暮す正しい生徒が、敵である異星人の存在に気づき戦う事になる。

◇神秘の法 (2012) アニメ=教義をアニメで説明するもの、導入部分は物語あるが次第に世界観がそのまま出て、信者以外にはわかり難い。

◇ファイナル・ジャッジメント (2012)=民主党政権発足間近の状態で作られたテロ(軍事的脅威)から日本を守れと扇動する右翼的映画、しかしラストは寸止めで平和指向になる。衆議院選挙に出ている幸福実現党の政治的姿勢をなぞるが、映画内では敵は現実ではない。

(以下、未見)
仏陀再誕 (2009) アニメ 配給:東映
永遠の法 The Laws of Eternity (2006) アニメ 配給:東映
黄金の法 エル・カンターレ歴史観 (2003) アニメ
太陽の法 エル・カンターレへの道 (2000) アニメ
HERMES(ヘルメス) 愛は風の如く (1997) アニメ 配給:東映
ノストラダムス 戦慄の啓示 (1994) 実写
しあわせってなあに (1991) ビデオアニメ