zames_makiのブログ

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シンポジウム「小沢vs検察」にみる検察と報道のあり方

感想【出演者毎の感想】

  • 上杉隆(フリージャーナリスト):まともなメディア批判者。彼の「日本のメディアは検察批判を戦後1回でもしたことがあるのか?」は言葉は柔らかいがすごく重い指摘だ。我々は認識を改めないといけない。戦前メディアは政府のいいなりだったが、戦後も検察など分野によってはまったく変わっていないという事。新聞は戦前を反省、戦後は違うと言うが「長いものには巻かれろ」で実はまったく変わっていない事。これを指摘した大学教授はいない。本当に上杉氏は貴重だ。
  • 青木理(元共同通信記者・ジャーナリスト)上杉氏の問いかけに青木は自分の本をあげて検察批判をしたと言う。悪いが青木は馬鹿だ、結局大手メディアの癖が抜けていない、自分が共同通信ではその記事を書けなかった事の意味を本当の意味では理解していない。それこそを自分の口から告発すべきなのに結局シンポでも大手メディアの擁護者になっていた。
  • 安田好弘人権派弁護士)すごく辛らつな告発者。安田の検察改革案には全面的に賛成する。(1)取調べ全面可視化、(2)検察官への民間法曹人登用、(3)特捜部解散。
  • 三井環(元大阪高検公安部長):朴訥な告発者、すでに刑期を負え全てを失っているので怖いものは何もない。検察は風を吹かす=組織的にリークを行いメディアを介して世論操作する。など貴重な発言多数。
  • 鈴木宗男(国会議員):検察にあげられ与党民主党に移り怖いもの何もない政治家。政治家への検察不当操作の字引のような存在になっていた。
  • 元木昌彦(元『週刊現代』編集長)すごく辛らつな批判者。貴重な存在。【司会】篠田博之(月刊『創』編集長)

【録画配信先URL】http://opinion.infoseek.co.jp/article/766
日時:2010年2月26日(金)
18時半〜21時。開場18時
入場料:500円
参加自由(予約可能)
会場:文京区民センター3階A(後楽園前駅徒歩1分)
主催:月刊『創』編集部/他
政治家の金銭スキャンダル追及は当然のことですが、検察がいまのように政局を動かすといった事態は異常であり、しかもマスコミ報道がその流れに乗ってしまっていることはさらに問題です。「小沢・検察」戦争とは何であり、報道はどうあるべきなのか。この間の検察報道の検証を含めて徹底討論したいと思います。